明日から本格的に、2010年の相場がスタートしますが、今年の相場はどうなるでしょうか?基本的にジグザグ相場になると考えていますが、難しい相場になりそうです。2009年の相場は、一言で言うならポジションの再構築であり、こうした流れが続くとは続くとは考えにくいためです。
ポイントになるのは、アメリカ経済の回復基調が続くかどうかで、BRICs諸国の経済成長が続くとしても、アメリカ経済が立ち直らないと、ドル安を通じた不均衡の拡大が新たな波乱要因になりますし、アメリカ経済が立ち直れば、BRICsをはじめとした新興国の景気拡大基調が続きますので、アメリカ経済の行方からは目が離せません。為替相場はドル高となるかが重要なポイントになるでしょう。
ドル ・・・ ドル高を予想。アメリカ経済が失速しなければ、利上げ期待のドル買い。失速すればドル安となりそうで去年とは逆の形になりそうですが、アメリカ経済が失速していくなら、BRICs諸国も調整を免れず、リスク回避のドル高の可能性もありそう。悲観論、楽観論いずれをとるにしろ、最終的にドル高となる可能性が高そうです。
円 ・・・ リスク選好なら円安。リスク回避なら円高という去年と同じ展開が繰り返されそう。世界経済の回復基調が鮮明になるなら、円安が進みますが、その場合、日本国内ではインフレが問題になるでしょう。しかし、利上げ期待の円高までは想定できません。反対に、リスク回避の展開となるなら円高。デフレで、通貨価値が上昇する円は海外勢から見れば、保有しやすい通貨となり、円は全面高となるでしょう。為替介入は実施されないと見ています。
ユーロ ・・・ ユーロ安を想定。リスク選好の流れなら、ユーロ円は上昇するでしょうが、円以外の通貨ペアでは、下落するでしょう。リスク回避の流れとなるなら、円、ドルに続いて強い通貨になりそうですが、楽観論、悲観論いずれにしろ、ユーロドルは下落と見ています。商品相場との連動性は崩れるでしょう。
ポンド ・・・ 非常に難しい。経済は低迷しており、ポンド安が想定されますが、インフレ懸念が強く、BOEは緩和策を行いにくい。突発的な動きが多そうで、イギリス経済の回復基調がはっきりすれば、買いでいいと思いますが、低迷が確認された場合、非常に複雑な値動きをすることになるでしょう。インフレ圧力が後退しなければ、金融緩和期待後退で、ポンド買いの動きが出たりするためで、予測が非常にむずかしい通貨です。
豪ドル ・・・ 世界経済回復なら豪ドル高。その場合、豪ドルドルはアメリカの利上げ期待との綱引きで、、難しい動きを見せるでしょう。ただ、アメリカの利上げ期待で、商品相場が調整するなら、一時的に豪ドル安の動きがみられるかもしれません。オーストリアの利上げ期待で、豪ドル高になると考えるのは危険ですが、豪ドル円はそれほど問題にはならないでしょう。リスク回避の場合は、豪ドル安で、こちらは去年と同様です。
加ドル ・・・ リスク選好なら、加ドル高。リスク回避なら加ドル安でしょう。ドルの動きに連動しやすそうで、ドル加ドルだと難しそうですが、加ドル円で取引するなら、それほど難しくはないはずです。
NZドル ・・・ リスク選好なら、NZドル高。リスク回避なら、NZドル安で、豪ドルとの連動性が高い通貨ですが、どちらかというと、加ドルと似た動きになりそう。利上げ時期もほぼ同じになりそうですが、景気回復を見込むなら、スワップ狙いの取引もありでしょう。ただ、ポジションを作るタイミングは、慎重に見極める必要がありそうで、年前半に焦ってポジションを作る必要はないと思います。
スイスフラン ・・・ 昨年は予想外に堅調な流れとなり、ユーロスイスフランが1.48台前半で終わるとは予想もしませんでした。1.52台だと思っていたのに・・・。スイスのニュースがあまり入ってこず、状況がよくわからないですが、デフレ懸念が高まっているのかもしれません。円と同じ値動きになりそうですが、欧州全体では、意外にインフレ懸念が強いので、スイスフランがどんどん上昇する展開は予想しづらく、年後半は下落に転じると考えています。しかし、世界経済が失速するなら、デフレに伴う通貨価値の上昇が、スイスフラン買いの材料になるでしょう。ユーロスイスフラン、ポンドスイスフランで取引する場合には、要注意です。
南アランド ・・・ 景気回復を見込むなら、スワップ狙いの買いもありだと思いますが・・・。サッカーのワールドカップも開催されますが、この国の場合、国内でなにかおきる可能性が怖い。まあ、投資にリスクはつきものなのですが・・・。アメリカ経済の回復が明らかなら、スワップ狙いの買いでいいと思いますが、アメリカ経済が失速するなら、手を出すべきではないでしょう。年前半は、見極めに徹するべきだと思います。
今年の相場は、ジグザグ相場となる可能性が高く、為替相場は各国のファンダメンタルズに、要注意。去年のようなドル安を見込むと足をすくわれる可能性が高そうで、ドル円は下落予想が多いですが、上昇リスクを警戒しています。まずは8日発表の米12月雇用統計後の反応を確認したいところです。今週もよろしくお願いいたします。
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