コネタマ参加中: 石油がなくなるって、意識したことある?
もう20年近く前の話ですが、教科書に、あと20年ほどで(40年だったかもしれません)石油が枯渇すると書いてありましたが、現在でも、同じような記述があるようです。ずいぶん石油の寿命が延びたなあ、という印象ですが、背景には、技術の進歩がありますね。新しい油田が見つかったり、これまで採掘できなかった分が採掘できるようになったりして、地域レベルは別として、世界レベルでは枯渇の不安が遠のいたわけです。今後も、生産量の増加が見込めそうです。
何十年も前から、石油がいずれ枯渇すると言われ続けているにもかかわらず、枯渇の兆しが見えないので、まだまだ石油はたっぷりあると思いそうですが、そう甘くはないのも事実です。というのも、石油の消費量の増加のペースの方が生産量の増加のペースより速いのも事実だからです。特に、中国をはじめとした新興国が台頭してきて、これまでそれほど石油を消費しなかった国々の消費量の拡大が見込まれるわけで、世界的な金融危機の影響で、需要が減少していますが、数年後には、原油相場が1バレル200ドルを突破している可能性が高いと考えています。去年の今ごろに、原油相場が200ドルに達する可能性がささやかれていた時には、鼻で笑ったものですが、2.3年後に原油相場が100ドルを超えていかないことの方が、異常だと思っています。オイルマネーで、中東産油国が存在感を増した2年前の世界の姿こそ、将来の世界経済の姿であると考えています。今回の金融危機で状況は一変したように見られていますが、世界が金融危機から立ち直れば、再び2年前の姿に戻るわけです。
そうなると、日本は苦しいですね。文字通り、全世界を相手にした石油争奪戦に参加しなければならなくなるわけで、円安が日本を繁栄させるなどと考えている限り、この争奪戦には勝てません。通貨安とはその国の購買力の低下であり、通貨安を希望している国は、いわば負け組です。このままではジリ貧に陥りことは明白で、発想の転換が必要ですね。選択肢は二つ。日本の領海内で、油田を見つけるか、石油に頼らない新しいエネルギー源を作り上げるかです。新規油田の開発は、あるかどうかわかりませんし、地球温暖化問題を含めた時代の流れに逆行することになりますので、個人的には見つかってほしくない。新エネルギーの開発は、一朝一夕にはいきそうもないですが、こちらの方が可能性がありますね。数十年先を見据えれば、石油はどのみち枯渇しますし、新エネルギーを開発した方が将来の繁栄につながるでしょう。
石油はいずれ枯渇します。それは新興国の経済成長によって早まる可能性があります。これまで、技術の進歩によって、採掘量を増やしてきましたが、それでも有限の資源であることに変わらず、いつの日にか枯渇することになるでしょう。一方で、科学技術の進歩によって、新しいエネルギーが生み出され、石油離れも進むでしょう。いずれにしろ、私たちは、かつて石炭から石油にエネルギー源を切り替えたように、石油から離れていくことになります。私たちが石油から離れるきっかけとなるのは何が原因となるのか、石油の枯渇が先か、新エネルギーの開発が先か、興味があるところです。石油がなくなる日に、世界がどのような姿をしているのか興味があります。そしてそれは私たちが生きている間に見られるでしょう。
今週もよろしくお願いします。
最近のコメント