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2009年5月31日 - 2009年6月6日

米債券市場に要注意

今週の外為相場は、ドル高で終了。注目は、NY株が上昇していない点で、今回の雇用統計に、疑問がもたれている可能性があります。これまでの展開であれば、NY株は大幅上昇になっているはずで、ダウは9000ドル台に乗せていてもおかしくはないはずですが、そうはなっておらず、原油相場も下落している。債券相場は大幅下落で、リスク選好の債券売りにも見えますが、株価が上がっていないことを考えると、インフレ懸念によるものと考えるのが妥当だと思います。インフレ期待が高まるなら、FRBは利上げに動かなければならないはずですが、そうなれば景気回復を抑えることになりますので、バーナンキ議長をはじめとした、FEDのメンバーも頭をかかえることになるでしょう。今回のドル高の背景には、利上げの可能性が意識された面もあるようで、そう考えれば、この値動きも納得できますが、スタグフレーションの可能性を示唆しているように感じます。

来週は、米国債の入札が控えており、特に10年債と30年債には波乱の可能性があります。無難に消化できれば、ドル買い要因ですが、先週の債券相場の動きを考えると、ドル安に振れる可能性も否定できません。ドル安トレンドは崩れてしまい、ドル高に向かいやすい地合いですが、突発的なドル安に要注意。おそらく、ドル安に振れたところで、ドルを買う形になるとおもいますが、アメリカの長期金利の値動きには、注意が必要だと思います。

今週もありがとうございました。来週もよろしくお願いします。

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米5月雇用統計は、34.5万人の雇用減

23時39分現在、外為相場はドル高の展開。米5月雇用統計が市場予想から大きく改善するサプライズで、一旦はリスク選好のドル売りが見られたものの、ドル全面高になりました。流動性の高い、ユーロドルが窓を開けて上昇するのは初めて見ました。この後、NY株の値動きに注目で、株高を受けた金利上昇が、住宅市場の改善を遅らせる可能性が意識されれば、下落に転じる可能性もありそうで、市場が長期金利上昇をどのようにとらえるのか、注目していきたいと思います。

米5月雇用統計は、市場予想を上回るマイナス34.5万人。50万人以上の雇用減を予想していましたが、どうしてこのような結果になったのかよくわかりません。失業率は9.4%に上昇しており、再就職が困難な状況がうかがえます。今回のサプライズの理由はよくわかりませんが、雇用の減少が緩やかになったと考えるのは時期尚早で、GMやクライスラーの破綻の影響が出てくるはずですから、アメリカの雇用情勢は、今後さらに悪化する可能性が高いと考えています。

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さらば、パキシル

18時2分現在、外為相場はポンド安の展開。格付け見通しの変更にもびくともしなかったポンドが軟調になっており、イギリスの政治不安が深刻なものであるということと、政治に対する信頼感を感じます。どこかの国では、総理大臣が辞任表明しても、通貨安要因にならないのですが・・・。ポンドドルのRSIが低下しており、セオリー通りなら、70割れを確認してからショートにすべきでしょうが・・・。これまで堅調だったスイスフランや加ドルも崩れており、ドル高の流れになりそうですが、米債券相場の不安定さを考えると、ドル買いにも躊躇してしまいます。この後、米5月雇用統計を控えていますが、相場を動かす材料になるとは考えにくく、来週以降に新たなトレンドが生まれるのでは、と考えています。

2年間服用していた、抗うつ薬のパキシルをやっとやめることができました。カウンセラーに感情の一部が機能していないようだ、と指摘されたことがきっかけで服用を始めることになったのですが、確かにそれまで「楽しい」という感情の意味が、まったくわかっていませんでした。「面白い」という感情はあったので、笑うことはできていたのですが、「面白い」という感情は本来受け身のものですから、基本的に自分から行動することが苦痛でした。それが自分の個性だと思っていたのですが、カウンセリングとパキシルの服用が、「楽しい」という感情の本当の意味を教えてくれたように思います。パキシルの服用が、自分の知らない感情をいくつか引きだしてくれ、そのために翻弄されることもありましたが、もっと早く出会いたかったですね。今までありがとう、パキシル。そしてさようなら、パキシル。もう2度と会うことがありませんように。

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ドルは売りにくくなってきた

7時13分現在、外為相場は円安の展開。米債券相場は大幅下落ですが、悪い金利上昇ではなかったので、リスク回避の動きにはつながりませんでした。ドルは安くなっていますが、思ったほど下落しておらず、ドル円は95円台に突入しているかと思ったのですが、逆の動きに。ユーロドルは一時1.42台を回復した後、押し戻されていますが、日足で見ると、ドル安トレンド終了?といった感じで、この後のドル相場の動きに注目です。ポンドが足を引っ張った可能性もありますが、昨日のポンド急落でトレンドが変わった可能性も否定できず、この後、ドル相場がどのような動きを見せるかに注目。ただ、ドルは売りにくくなってきました。

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イギリス、ユーロ圏、カナダともに金利据え置き

23時30分現在、外為相場はポンド急落。ポンドドルロングで上値を追う予定だったのですが、時間の経過とともにドル買い圧力を感じ、予定を変更して利食いとしてしまいました。その後、下落しそうだったので、ポンドドル1.64以上でのショートを狙ったのですが・・・。売り場を探している間に、急落してしまいました・・・。ブラウン英首相の辞任のうわさが流れたとのことで、完全に意表を突かれましたが、朝のドル円ショートと共に、ストップがついての2引き分けという結果を回避できたのは、幸運でした。この後の展開ですが、問題は米債券相場の値動きで、どうも不安定な動きになっており、理由が何であれ、債券相場が下落していくなら、リスク回避の動きが出そうな感じです。債券相場の値動きによっては、NY市場がトリプル安になる可能性もありそうで、NY株が上昇するかにもよりますが、どうも嫌な感じがします。

イギリス、ユーロ圏、カナダはともに、金融政策を据え置き。変更する理由が見当たりませんので、何も起きないと思っていましたが、ブラウン英首相の辞任のうわさの影響で、相場はめちゃくちゃになってしまい、金融政策を変更しなかったことによる影響がどうなったのか、よくわからなくなってしまいました。今回は、金利を含めて、金融政策に変更はありませんでしたが、次回は金融政策の変更が必要になるかもしれません。相場の地合いが変わった可能性があり、上昇トレンド終了となるか、注意していきたいと思います。

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カナダも金利据え置きを予想

18時32分現在、外為相場は円安の展開。昨日、ドル円のショートを96.10で作ったのですが、持ち値に引き下げておいたストップがつき、消滅。この動きを見て、ドル円は96.50までは上がるだろうと思ったのですが、そこからどの程度上昇するかわからず、手が出せませんでした。アジア株の動きを見てみると、軟調な感じだったものの、下げが加速する感じもありませんでしたので、昼休みにポンドドルをロング。期待通り、上昇してくれましたので、ストップを持ち値に引き上げて、様子を見ようと思います。再度の1.66を望んでいますが、BOEの金利発表も控えていますし、ECBが量的緩和を拡大すると、ユーロ安の動きに引っ張られて下落するかもしれませんが、この2大イベントを通過できれば、ポンドドルはさらなる上昇を期待できると思っています。

カナダは、金利据え置きを予想。市場規模が小さく、量的緩和は難しいようですね。時々忘れてしまうのですが、加ドルは、マイナーカレンシー。円やドルのようなメジャーカレンシーではありませんので、量的緩和に踏み込むにはリスクが高すぎるのでしょう。気になるのは、最近の加ドル高に対する牽制。ドル加ドルは、明らかに下げ過ぎで、原油や金価格が上昇しているといっても、需要は以前に比べて大きく減少していますので、カナダの支援材料とは言えませんし、加ドル高に打ち消されてしまいます。おそらく、通貨高を牽制してくると思いますが、相場に大きな影響を与えることはないのでは、と考えています。

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イギリス、ユーロ圏は金利据え置きを予想

7時7分現在、外為相場はドル高の展開。ドル高の影響でドル円はほとんど下がらず、クロス円も加ドル円以外は思ったほど下げていないですね。依然、円高方向だと思いますが、ちょっと拍子抜けです。NY株も100ドル以上の下落となると思ったものの、下値では買いが入り底堅さを見せており、商品相場も下落して、リスク回避の動きにも見えますが、思ったほどネガティブな地合いではないですね。アジア株は下落しそうですが、欧州株は持ち直しそうです。ただ、昨日の欧州株の下落の背景には、ラトビアの破綻懸念があったようで、東欧リスクが意識されれば、相場が崩れることにもなりかねません。現状では、相場が崩れる可能性は低いですが、ちょっと注意しようと思います。

イギリス、ユーロ圏ともに金利据え置きを予想。問題は量的緩和の拡大ですが、現状では様子見ではないでしょうか。BOEはともかく、ECBはこれ以上の緩和策に踏み切りたくないはずですから、すでに十分な緩和策を取っているBOEともども、金融政策に大きな変更はないと思います。材料出尽くしのユーロ売り、ポンド売りには注意ですが、ドル安の流れになると考えています。

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米5月ISM非製造業景気指数は、44.0

23時34分現在、外為相場は円高の展開。イギリスの経済指標が好結果だったにもかかわらず、イギリス株が下落していたことから、ネガティブな地合いだと思いましたが、予想通り円高・ドル高の展開になりました。この後も、この流れが続くかに注目で、少しドル売り圧力を感じますが、リスク回避のドル買いが上回ると思います。いずれにしろ、ドル円は下落すると考えています。

米5月非製造業景気指数は、市場予想を若干下回る44.0。47ぐらいになるかなと考えていたので、個人的にもネガティブサプライズです。景気が前月の45.2から、42.4に失速しており、その他の項目も下げており、意外にネガティブな内容。雇用は改善ですが、39.0ですので、雇用が減少していることには変わりなく、今後、悪化に転じていくのかに注目です。

値動きを見ていると、ユーロドルのロングを作りたくなりますが・・・。株価が下げている状況で、ドル売りはリスクが高いし・・・。米債券相場次第なんでしょうね。

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1歩及ばず・・・

18時37分現在、外為相場はドル高の展開。一部通信社が、日本・韓国・インドの当局者の発言として、「ドルに代わる準備通貨はない」などと発言したことから、ドル高の展開に。ユーロドルのショートを作ろうとしたタイミングで、急落してしまい、売り損ねてしまいました。しかし、ドル安圧力も強いようで、ドルの高値ではドル売りも入ってきます。この後の展開は欧州株次第となりそうで、欧州株が軟調に推移すれば、リスク回避の動きも加わってドル高に。逆に、買い戻されるならば、ドル安の展開になりそうですが、どちらにしても、ドル円のショートには安心感があります。

一部の通信社が、米国債の保有が米国との「パートナーシップ」であると中国人民銀行がみなしている、と報じたようで、これもドル買いの要因の一つのようですが、完全に政治的な発言ですね。一方で、昨日ロシアで、新たな準備通貨について討議するかも、という趣旨の発言でドル安になったことからもわかるように、ドルをめぐる政治的な駆け引きが強くなっています。現状では、中国だけでなく、世界経済全体がドルと心中するしかないわけですが、今後もこうした駆け引きが続きそうで、ドルの動きは、政治的な発言に左右されることになりそうです。

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結局ドル安・・・

7時3分現在、外為相場はドル安の展開。ドル円のロングで、96円台後半を狙おうと考えたものの、NY株が不安定な動きをしていたことと、ドル高シナリオに不安を感じて取りやめましたが、どうやら正解だったようです。それほど大きく下げているわけではないですが、完全に逆を突かれており、どうもうまくいきません。そろそろ、ドル安は止まってほしいのですが、ファンダメンタルズに変化が生じない以上、どうしようもないですね。結局、ドルは河えなということを再確認しただけでした。

この後の展開もちょっと読みづらいですね。NY株の上昇が思ったほど小さく、高値警戒感もありそうで、アジア株は調整が入りそうです。ただ、大きく下げる感じもなく、いったん円高に振れるかな、という印象ですが、どの程度下押しするかが読めない。現状では、全く取引のイメージがなく、昨日も完全に読み違えていますので、様子見にするしかない状況です。

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ドルは不安定

23時24分現在、外為相場は円安方向。米4月中古住宅販売保留が、市場予想を大きく上回る、前月比プラス6.7%となり、円安の展開になっています。しかし、ドルはそれほど売られておらず、リスク選好のドル売りと、ドルの見直し買いとの綱引で、次の展開が読みにくいです。これまでであれば、リスク選好のドル売りとなっていましたが、ドル安もかなり進んでいるので、これ以上は売りづらいのかもしれません。この後、ドル高に転じるかに注目ですが、ドルを買うならドル円でやる方が無難だと思います。ほかのドルストレートでは、ドル安圧力もかなり強いので、ドル円以外ではドルは買いづらいです。

欧州タイムに、ロシアから、BRICs首脳会議で新たな準備通貨構想が討議される可能性があると報道され、ドル安の展開になりましたが、現状では、ドルから離れることはできないでしょう。とはいえ、ここ最近のドル安を考えると、ドルの保有それ自体がリスク要因になっています。今後もこうした報道が続くと考えられ、ドル安牽制との綱引きになりそう。ユーロもドルの代替通貨としては不安がありますし、ドルの不安定な値動きは続きそうです。

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オーストラリアは金利据え置きを決定

17時29分現在、外為相場はドル高の展開。しかし、これまでのドル安トレンドが意識されていますから、ドルが上昇すると、ドル売りが入りやすい。欧州株が下げていますので、下げ幅を拡大すれば、リスク回避のドル高になりそうですが、そうなるとかなり急激にドル高になる可能性があり、注意が必要です。ドル円は下げると思っていますが、ドル高圧力が、円高圧力を上回る可能性があり、ちょっと、やりにくそう。クロス円のショートの方が、やりやすいかなと思っています。

オーストラリアは金利据え置きを決定。今日の金利発表のことを、市場予想通りで反応なし、と考えていたこともあり、すっかり忘れていました。今後の金利引き下げの可能性が示唆されていますが、あくまで可能性の問題であり、RBAはしばらく様子見スタンスでしょう。問題は豪ドル高で、現在の豪ドルは強すぎるように思われますので、こちらの方が問題でしょう。今後、豪ドル高を牽制するかどうか、注意して見ていきたいと思います。

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ダウは200日移動平均越え

6時51分現在、外為相場は円安で推移。ドル円は96.79まで上昇。やっぱり利食いが早かったなあ・・・。ユーロドルは1.4250のオプションを付けられず。ドルストレート全体で見ると、一旦はドル安に進んだものの、押し戻されており、これまでほど、リスク選好のドル安になっていない印象ですが、流れが変わったとも言えないですね。引き続きドル相場に注目で、ドル安の流れが変わったとは言えないものの、膠着感が出そうな感じです。

NY株が大幅上昇で、ダウは200日移動平均線を超え始めましたね。今のところ、株価が下落する要因が見当たらず、押し戻される可能性は低そうです。ただ、ダウが9000ドルを超えてくると、上がり過ぎといった感じもしますね。10000ドルに近付く場面も見られそうですが、やや楽観に振れ過ぎている印象もあり、どこかの時点で、巻き戻されそうですが、6月は上昇トレンドが続きそうな気配です。

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米5月ISM製造業景気指数は、42.8

23時32分現在、外為相場は円安の展開。ドル円主導で大きく円安が進み、ドル円は96円を超えています。ドル円のロングは95.70でいったん押し戻されたので、そこで利食いにして94銭の利食いとなりましたが、もうすこし粘るべきでしたね。ただ、本流はドル安という意識がありましたので、これ以上は心理的に追いにくく、値幅もあるので、利食い千人力と考えました。問題はこの後の展開で、ドル安が思ったほど進まず、ユーロドルは1.4250にあるオプションに跳ね返されていますので、これを超えられるかに注目。超えられなければ、これまでのリスク選好のドル安シナリオの終了を意味するかもしれませんので、これを見極めたいところです。ドル相場の動きに注目したいと思います。

米5月ISM製造業景気指数は、42.8。市場予想を大きく上回ったわけではありませんが、NY株の上昇もあり、ドル買いの流れになっています。目を引くのが新規受注で、51.1と、拡大・縮小の分水嶺である50を超えていますので、新規の受注が拡大基調に入ったことを示しています。雇用は相変わらず弱く、週末の雇用統計は期待できそうにないですが、その他の項目も50に近づいて、経済の縮小ペースが大きく落ちていますし、GMの破綻がどこような形で今後表れてくるか注意する必要がありますが、悲観的になる状況ではありません。

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GM破綻にもかかわらず・・・

18時37分現在、外為相場はドル安の展開。朝方、94.70でドル円の買い注文を出したところ、ぎりぎりで約定し、これは幸先がいいぞと思っていたのですが・・・。本当にドルは弱いですね。95円をキープできるだろうというもくろみは、あっさり外れてしまいました。どこかで、投げるべきか、保持すべきか迷っています。

GMは破産法を申請しましたが、影響は全く見られないですね。むしろ、材料出尽くしで、株高の流れになっており、悲観的な動きはまったく見られません。この分だと、リスク選好の動きはまだ続きそうですが、株高はともかく、新興国の通貨の上昇はさすがに問題になりそうです。先程、ムボウェニ南ア中銀総裁がランドの上昇は容認できないとの発言がありましたが、ほかの新興国からも同様の発言が出そうで、これ以上のドル安は深刻な問題を招きます。新興国各国が、ドル買い・自国通貨売り買い介入に動き出すのも時間の問題です。

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まずは円安か?

7時8分現在、外為相場はドル安でスタート。ここからさらにドル安が進むかに注目ですが、現状では、ドル安が止める材料がないですね。ドル円の動きは読みづらく、ドル安となるか、円安となるか、難しいところ。北朝鮮が活発な動きを見せていますから、地政学リスクから円安になりそうです。リスク選好の円売りもありそうですね。円高シナリオは描きにくく、GM絡みのニュースで動くかもしれませんが、円安の展開を予想しています。

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アメリカの金利上昇

為替相場では、よく金利差が話題になります。金利の低い通貨から、金利の高い通貨に流れる傾向がありますが、絶対的なものではなく、金利が上昇した理由によっては、売られることもあります。ここ最近のドル安は、金利上昇の理由がネガティブなものなので、金利の上昇がドル安を誘っています。

債券価格の下落が金利上昇の要因ですが、最初のころは、なかなかこのイメージがつかめませんでした。たとえば、額面100万円、金利1%の1年物の債券があるとします。この債券の償還価格は、

1,000,000円 × 1.01(金利1%) = 1,010,000円

(額面) × (金利) = (償還価格)

となります。つまり満期まで持ち続けた場合、101万円手に入るわけです。しかし、何らかの理由で、この債券を90万円で売ったとしたらどうなるでしょう。売り手の懐に入るのは90万円です。では買い手の懐に入るのはいくらでしょうか。答えは、満期まで持ち続ければ101万円です。つまり新たな買い手は、90万円で買って、償還時に101万円手に入れるわけです。これを利息に計算しなおすと、

1,010,000円 ÷ 900,000円 = 1.1222・・・(金利12.22・・・%)

(償還価格) ÷ (買い取り価格) = (金利)

ちょっと割りきれませんが、結果として金利が上昇していますね。最初の金利は1%でしたが、12.2・・・%に上昇しています。これが金利上昇の仕組みです。ちなみに償還価格が変わらないのは、債券の発行者は、満期時に101万円払うと約束しているからです。最終的な債券の保有者がだれであろうと変わりがありません。

今回、アメリカで問題になっているのは、国債の発行額が多すぎて、買い手が足りないのではないか、ということです。買い手がいなければ、目標とした金額を調達できません。資金が調達できなければ、アメリカは景気対策を行うことができません。そもそも債券というものは、償還期限が来れば消滅してしまうものですから、常に買い続けていなければ、リターンが得られませんので、新規の発行には買い手が現れるはずです。にもかかわらず、買い手が現れないということは、通常は、デフォルト(債務不履行)の可能性があると認識されていることなのですが、アメリカはそういう状況に陥っているわけではないですので、すでに保有されている国債を売って、新たに発行される債券を買うことになります。しかし、皆同じことを考えますから、債券価格をディスカウント(安売り)しなければなりません。そうなると、上記の例のように、指標としての長期金利が上昇することになるのです。そして、債券価格が下落するということは、まだ保有している分において、含み損が出ることを意味しており、これが損切りにつながって、さらなる債券価格下落・金利上昇となるのです。

今後も、アメリカは巨額の国債発行を予定しています。しかも悪いことに、世界中が国債の増発を予定しています。アメリカは、日本のように国内の投資家で、国債の増発を消化しきれませんから、海外の投資家に期待しなければならないのですが、こうした海外の投資家も、自国の国債を買いますから、おのずと投資余力が低下します。そうなると残るのは、自国の国債に投資するより、アメリカの国債を買った方がいいという、非常に市場が脆弱な国の投資家になります。しかし、この場合でも、為替リスクがありますし、ほかの国の投資家が、債券を売っていますから、債券価格の下落リスクも出てきます。それを吸収するには、FRBの国債買い取りに頼らざるを得ないのですが・・・。これは、印刷機をフル稼働して、ドルをばらまくのと同じ意味となり、ドル安が進むことになります。アメリカ、大丈夫かなあ・・・。

このままではドル安が進むばかりで、世界経済は深刻なリスクにさらされます。しかし、そのリスクが、リスク回避のドル高を生みだし、ドル安リスクを相殺するのは、皮肉な状況です。とはいえ、このままでは、深刻な事態を招きそうです。今週もよろしくお願いします。

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